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 レビュー in KYOTO Ⅲ

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劇団九州男 木馬館 3/17 夜
大川良太郎絶不調! 何日か前からブログで体調悪いと書いていたし、昨日も熱があるって言ってたし、今日も昼と夜の間に病院で点滴打ってきたそうだし、そもそも今年に入ってから身体壊してたらしいし、そんなこんなで今日はミニショーも口上も不参加で、さすがに木馬初見のときのように出ずっぱりではないなぁ。と思いつつ、しかし不平不満はまーったくなくて、引き続き、うきうきでれでれの木馬参り。今日は開演ちょっと前に行ったので1列目しか空いてなかった(ワタクシ的に段上がりは問題外)。慣れてみるとここもけっこう良いかもしんない。近くに来ると、ホントに真下から見上げる形になるので写真は撮れないけど、とりあえず嬉しいし。

舞踊ショー。良太郎「人生劇場」。腕の筋が!(喜)






タイトルわからないけど、ラストショーでやってもいいくらい、ストーリー性のある凝った組舞踊。最初に仮面をつけた侍が4人くらい出てきたので、これは全体撮ったほうがいいかな?と思って90mmから18-200mmにつけかえたのだけど、暗いし角度も悪くてぜんっぜん撮れなかった。90mmのままでも駄目だったと思う。角度といい距離といい照明といい、唯一最大のシャッターチャンスはふつーに見蕩れててカメラ構えるの忘れた。


良ちゃんと伸吾さんで「ブルー・シャトウ」&「二人で竜馬をやろうじゃないか」。「龍馬」と言えば篠原で京ちゃん(当時)が歌って、春さまにいじめられてたなぁとか思い出すのでまた涙目。この後、続いて大入り御礼トーク。「薬飲みすぎて頭ぼーっとしてます」とか言ってて、ホントにぼーっとした顔してたのに、ウェットティッシュ投げてたとき、段上がりで目立ってたお客さんに、どーしても取らせたいと言って3、4回やり直してた。ホントに上手いよなぁ。

「龍馬」のサビを熱唱。っていうか、別に意味はないんだけど首とか汗とかたまらんですね、と。


女形大会のトリ、座長の「夜桜お七」。紙吹雪をぶわーっと巻き上げるのがすごかった。しかも1回だけじゃなくて、2回も3回も。舞台の床に積もった吹雪が、着物の裾に舞い上がるのも綺麗だった。この後フィナーレっぽく全員出てきて山本リンダメドレーで幕。それはまた打って変わってパーっとはっちゃけた感じで楽しかった。




■お芝居は「兄の情け」。やくざものの鉄(良さま)は、妹(かおりちゃん)にかかった盗みの疑いをはらすために、自分自身で真面目に働いて15両を作らなければいけなくなる……というような話。鉄のやくざっぷりがホンットに感じ悪くてときめいた。ガラ悪い悪い。妹さんが働いてるお店のお嬢さん(真紀ちゃん)の乳母が伸吾さん。乳母と鉄のかけあいがすげー面白かった。あと、鉄の父親がたくちゃん。よぼよぼのじーちゃんなのに、奥さんにじゃけんにされたり息子にはたかれたり、わりと可哀相な扱いなんだが、それがまた可愛いんだよなー。千尋さんは妹さんと恋仲の寺子屋の先生。お話の中では誰も突っ込まなかったけど、なにげにこの人が鉄以上の駄目人間。

■大川良太郎の声は悪くはないと思うけど、特別好きでもない。のだけれども、テンション低い感じのかったるそうなしゃべり方になると、めちゃめちゃツボだということが分かった。ちょーっとだけかすれかかったとこも良い。木馬見た最初の2回では、標準語の混じった関西弁というような印象だったんだけど、昨日今日はけっこうそのまんま関西弁だったな。うーん。最初は愛嬌あってシャキシャキしゃべるとこがいいなーと思ってたんだけど、かったるそうにボソーッボソーッとしゃべるってんのも、これはこれで、というかむしろこっちのが直球でワタクシ好みだったり。

■トークのとこで「明日は大川竜之助座長がゲストで来てくれるので、少し楽ができると思います」「座長が頑張ってくれます」「座長が!」と、やけに強調してるなと思ったら、竜之助座長が客席にいたらしい。終演後に気がついた(人が話をしてたので、私も気がついた)。しかし体調崩してるのは良さまだけじゃないということなので、まぁ、こっちとしては「頑張ってくださーい」と言うしかないのだけどね。いつもより拍手に気合入っちゃったり。

■そんなこんなで口を開けば「しんどい」「つらい」な良太郎さんで、ホントにだるそうだし、私が一番楽しみにしている立ちの舞踊でも、木馬の初見で感動したような、これでもかってくらい盛りだくさんなキメ顔はなかった。でもやっぱ最初に書いたみたいに、ぜんぜん不満はないのだよね。お芝居はそんな激しい感じじゃないけど出ずっぱり。テンション低い声はめっちゃ好み。舞踊ショーはいつも(っていうか、前に見たとき)より出番少なめな気がしたけど、なんだかんだでいろんな場面で顔を見ることができた。立ち回りの入った組舞踊がすごくカッコよかったし、魔物から姫君を救い出しにきた剣士だが、すでに魔物と化した姫に斬られ、自らも魔物になる……って感じのダークな雰囲気が好みだし、カッコよく敵を斬る良さまもいいけど、斬られて苦痛に耐える顔がまたたまらん。女形の踊りでも技を見せてくれた。そもそもあの顔見てるだけで楽しい。とかとかとか。理由としてはそんなところかな。それに今にも倒れそうですーって感じでいながら、組舞踊とか女形の紙吹雪とか通常でも「うわーっ!」と思うようなものを見せてくれたので、そのギャップでますます「良いもの見た!」感があるのかも。

■ようは、たとえ本当に具合が悪いとしても、舞台化粧で舞台に乗ってる時点で、その状態そのものが見せ物になってるのだと思う。他のジャンルの舞台なら、「役を演じている役者そのもの」は舞台に反映させない、というルールがある。しかし大衆演劇の場合、たとえ芝居であっても「役者そのもの」を見せるのは当たり前だし、むしろ「役者そのもの」が見るべき対象だったりもする。だったらその「役者そのものの現状」を、そのまんま見せるのもありじゃないか。って、一般的には「いくら役者そのものを見に来ると言っても、舞台に上がるからには、完璧な状態じゃなければ失格」と考える人も多そうな気もするな。「その1回だけしか見られない客もいるのに」みたいな。でもなー。たぶん私は今日のこの回が初めてだとしても、かなり喜んでたと思う。少なくとも新歌舞伎座の3階席よりもずううううっと見ごたえあった(いや、あれはあれで早乙女太一が見られたから良かったんだけど)。大川良太郎という人は、良くも悪くも自分自身を見せ物にすることに慣れている人なんじゃないだろうか。意識してるかどうか知らないけれど、良さまの体調悪いですアピールは、舞台の演出のひとつとして成立していた=「実はめっちゃ元気でした」と言われても、「あら良かった。ああいう趣向もいいっすね」と思える(演出として成立してない場合「なんだよ。嘘かよ。バーカ!」だな)。何しろ「弱ってる良さま」ってのは、また色っぽくてたまらんのですもん。<って、この人は紫吹さんのときにも大ちゃんのときにも言ってたね。

■そういえば1列目で芝居見てて気がついたんだけど、良ちゃんは脛がツルツルだったよ!!<なんか嬉しかったらしい。

女形大会とかはその他の写真で。
Picasa ウェブ アルバム - datura - 劇団九州男 木馬館 2009年3月17日

| author : datura | category: 写真::大衆演劇 | comments (0) | trackback (0) |










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