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 レビュー in KYOTO Ⅲ

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劇団花吹雪 朝日劇場 3/23 夜
21日の昼と、23、24日の夜は花吹雪と決めていたので、21日に行ったときに指定席を予約して、前から3列目。このへんがやっぱり一番撮りやすいかな。花魁ショーは木馬でも篠原でも見たから、それほどがっついていたわけじゃないんだけど、蓋を開けてみたらミニショーからすごく良い場面があったし、お芝居も面白かったし、花魁ショーも新場面が追加されてて、すごい満足。

ミニショーオープニングの真ちゃん。「九州祭り唄」……かもしれない。


真ちゃん「釜山港へ帰れ」。


ミニショーラスト「じょんがら女節」。これがもうーすっごい良かった。春さまめちゃめちゃ男前だし、踊りもビシッとしてて良かった。春さま単品でもテンション上がったけど、途中の春真夢で踊るところや、全員揃ったところも、ものすごくカッコよかった。私は花吹雪の組舞踊ってそんなに好きじゃないんだけど、これは良い。なんだろうな。特別凝った振り付けでも演出でもないんだけど、扇を持った手をさっと広げるとことか、一回転するとことか、「うわ!揃ってる!」と思ったのよね。最後に皆で一礼するところまで、緊張感も迫力もあって、本当に良いもの見たなー!と思った。あ、雪が降ったのも嬉しかったけど、贅沢言うとスノーマシンの雪より、紙吹雪のが好きだ。






春さま立ち。曲名わからず。銀色っぽい髪にライトがよく映えて綺麗だった。


春さま花魁。あー曲名わからん。まぁ、これは前見たのと同じだけど、今までにくらべたらわりとちゃんと撮れたと思う。花吹雪の花魁は春さまのこれが一番好き。








夢ちゃんの花魁道中に春さま@若旦那登場。これは初めて見る演出。すごい良いよ!これ! 動きはあんまりないし、台詞もないんだけど、ちゃんと仕草と表情でお芝居になってるのが良かった。最後は春さまを残して夢ちゃんは去っていく。あーもーこの2人で籠釣瓶!籠釣瓶!


で、傷心の春さまにそっと寄り添うのが真ちゃんとくるわけですよ。そのまんま場面が繋がってるのが上手い。てゆーか、真ちゃん花魁衣装新調してるし!




最初は夢ちゃんが忘れられないようだった春さまだけど、しだいに真ちゃんの優しさにほだされて……ってところで、お店の用心棒らしき愛ちゃん恵ちゃんが2人を引き裂きにやってくる。


ラストショー「五人花魁」。ここはいつもと一緒。この衣装は、前に真ちゃんが着てたね。


この衣装で前髪下りてるのは生で見るの初めて。可愛い。ものすごく可愛いけどますます何者だか分からないことになっている。




花魁5人は送り出しなし、なのでカーテンコールで撮影会タイムがあった。ようやっと梁ちゃんと松ちゃんの衣装がまともに撮れた。


■お芝居は「母恋信州路」。春さまと夢ちゃんが生き別れの母親を探して旅する兄弟。田舎から出てきて無一文で、春さまは着てるものボロボロだし、「~だべ」とか「~けろ」とか、ベッタベタになまってるし、最初はどう対応したものか混乱した。何?これ?笑えばいいの?笑わなきゃいけないの?とか思ったけど、別にそういう話ではないようで、めっちゃ真面目に話が進む。無理な旅の疲れがたたって、弟は目が見えない。しかもお腹が痛くて動けなくなり、困っているところに、土地のやくざの真ちゃんが通りがかって、一家で休ませてくれるという。で、そこの親分さん(寿美さん)もすごく良い人で、兄弟に同情してくれて、食事だの医者だのいろいろ面倒を見てくれる。一家のほかの人たちも、みんな親切にしてくれて、一安心した春さまだったが、ちょっとした偶然で、代貸し(京之介さん)と親分の女房(かおりちゃん)が密談しているのを目撃してしまう、と。

■まったくまるっきり笑いどころがないわけじゃないんだけど、基本はシリアス。えーと、これはきっと、こないだの良ちゃんの芝居みたいに、春さまが一家に世話になるうちに、やくざになって、途中からイナセなお兄さんに変身するのね?とか思ったけど、ぜんぜん違った。最初から最後までべったべたな「どん百姓」一直線。正直、最後もあんまりすっきりしない話なんだけど、しかし、これがけっこう面白かったんだよね。と、いうのは、「一宿一飯」という言葉も知らないくらい、まったくやくざ家業に縁がない春さまの役は、見ているこっちと共通の感覚の持ち主だから。だいたい大衆演劇につきものの、義理だ人情だってったって、一応お約束として理解しているけれど、見ている自分には基本的に実感はない。やくざの世界の「義理」も「筋」も知らないで生きてきた春さまは、自分自身の感情と理屈で世話になった親分に恩を返そうとする。それが実は生粋のやくざよりも義理堅く筋が通っていて、春さまの言動によって「義理人情」の本質が浮き上がってくるという構造が面白かった。無駄に会話が長いとかいう場面もなく、起承転結がはっきりしててわかりやすいし、これはよくできたお芝居なんじゃないかな。オリジナルかどうかはわからないけど、花吹雪では初代さんのころからやってる古いお芝居だそうだ。

■そういえば話の筋とはなんの関係もないんだけど、気になってしかたがなかったのが、弟の夢ちゃん。兄の春さまは顔も汚してるし、髪はざんばらだし、着てるものはボロボロなのに、弟は妙にこぎれいなのよね。着物はツギハギあるけど清潔そうだし、髪の毛もきちんと結ってあってツヤツヤしてるし、顔も手足も汚れていない。なんか、こう、どんだけ弟を大事にしてんだ!この兄は!って感じで、ニヤニヤが止まりません。とかなんとか、そんなこんなで「もう花魁ショーは見なくていいんだけどなー」とか思ってたわりには、たいへん見ごたえのある日であった。ていうか、私、今まで何度も「さすがにこんだけ見たら、そろそろいいだろう」と思ってるんだけど、そのたびに「うわ!こんなん見たことないよ!すげえ!」という演目なり場面なりに当たるんだよなー。まぁ、そうじゃなきゃ続かないのだろうけどもね。

その他の写真。
Picasa ウェブ アルバム - datura - 劇団花吹雪 朝日劇場 2009年3月23日

| author : datura | category: 写真::大衆演劇 | comments (0) | trackback (0) |










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