7/12~20@京都南座
 レビュー in KYOTO Ⅲ

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Treasure 2
「太陽のモンテカルロ」は黒のスーツにソフト帽。「男役」も大貴さんにとって財産のひとつ、というような場面だと思うのだけど、MCで大ちゃん本人に「懐かしいことをやってみました」といわれても、あらためてここでそういう気持ちにはならなかった。だって、もう、1曲目で出てきた瞬間から「あの大貴誠」以外の何者でもなかったもの。最初に着ていた白のフリルブラウスにベストのほうが、よっぽど「歌劇っぽい」衣装で、あれで私はバロン様を思い出したし、ストリートミュージシャンのところは、2005年の武生のジャズマンが思い浮かんだ。と、いうと「新しいこと何もしてない」って感じで、よろしくないみたいか。なんだろうな。男役ならではのセオリーやフォーマットを使わなくても「大貴誠は大貴誠」(大ちゃんは大ちゃん!)ということを表現、あるいは表明してみせていたのが新しいと思っているのだけどね。

で、それとこれとは別の話として、「太陽のモンテカルロ」の大ちゃんって、私にとってはなんかものめずらしい雰囲気の大貴さんという気がしていた。客席の扉から入ってきて、スポットライトのなか、壁に腕をついて佇んでたりするわけだけど、大ちゃんって、あんなキザッキザなことする人でしたっけ?みたいな。いやでもショーのときにウィンクしたり、流し目で客席釣ったり、いわゆる「男役スター」ならではのカッコつけた場面や仕草はいっぱいあったと思うんだけど、どうも今回のとは結びつかない。ミュージシャンがコートを着せられるとこなんか、クラブチェリーのラストシーンと思いっきりイメージがかぶるのに、なんだろう、この差は。

ひとつ思いつくのは、大ちゃんのチンピラ系スーツの場面って、ああいう、1人のスターとして客席に正面からアピールすることがあまりなかったんじゃないかということ。って、まぁ、これは単に私の記憶力の問題かもしれんけど、あの路線の大ちゃんというと、2004年秋と2005年武生のB&Wとか、2005年春のカジノとか、2006年秋のマルディグラなので、客席からの距離感が物理的にも心理的にも今回みたいなのとぜんぜん違う。あとは、曲がOSK時代の大ちゃんでは聞いたことない感じだったからかなぁ。つーか、あの歌ってわりとストーリー性あるくせに、具体的にどういう状況なのかさっぱりわからなくて、聞いてて入り込みにくかったわ。他の曲はところどころの印象的なフレーズを、自分勝手に解釈して、そのフィルターを通して大ちゃんを見て味わう、という感じなのだけど、あの曲は「え?大貴さんモンテカルロで何やってんの?落ちぶれてんの?成功してんの?お前たちって誰ー?」とか、しょうもないことばっか気になっちゃって、チューニングが上手いことできなかったんじゃないかと思う。

この曲の後半に「俺を通り過ぎた毒のような女たち」という歌詞がある。ダンサーズの4人がそれぞれクールかつちょこっとセクシーな雰囲気で立っていて、その間を大貴さんがすり抜けていく。すれ違う瞬間に女たちが、さっと顔をそらしたり、身を翻したりするのが、めっちゃ切れ味するどくてカッコよかったんだが、ワタクシ的には、ここの大ちゃんがこの曲のなかでは最大のみどころだった。なんかありえない勢いで淡白だったよ、あの男。こういうパターンだったら、そこで一人一人の女の人と、一瞬ではあっても、もーちょっと濃厚に絡んで見せるもんじゃね? それこそ男役のセオリーとして、ここでエロスアピールしなくてどうすんだよ!みたいな場面じゃないか。絡むどころか、そこに人間がいるということも認識してないかのように、進行方向まっすぐ見ながら、ホンットにスタスタと歩き去ったからなー。「クールに女を振り払う」っていうのでもないし、あまりといえばあまりに味気ない歩き方が好きだった。そういうとこ、本当に大ちゃんは面白い。でもって本来ぜんぜんエロくないはずのとこで、どーしょーもなくエロく見えちゃうのが大貴誠の醍醐味なんだと思う。

ところで「モンテカルロ」ときたら何の疑問もなく、カジノだとばかり思い込んでいたが、歌詞と曲の入ってるアルバムを見たら、どうやらカーレースであった。あーなるほど。だから山岳コースか。しかしそれが分かってもやっぱりこの主人公の立場は理解できてない。「失意」というのはレースで成果が出なかったことだろうか、と思うのだが、それで2年も遊んで暮らせるものなのだろうか。お金持ちなの? 「ヨコハマ」とか「2度目の夏」とかリアル大ちゃんを思わせる言葉が入ってるので(今年は3度目の夏になるけど)、「俺もひとりぼっち」とか「もう一度みんなでやり直せないか」とか言われると、なんかおろおろしてしまう。


| author : datura | category: OSK&大貴誠 | comments (2) | trackback (0) |
そういえばそうですね<モンテカルロ<状況がよくわからん。
私は何の疑問もなく、「おまえたち」ってのは「妻と、子供3人」とか思い込んでた。
子供ってことはないよな……それもなぜ3人。
| あおき | EMAIL | URL | 2009/05/26 01:54 PM | OpYdibsE |

妻子持ちという発想はなかったなー!
言われてみたらそれもありかもw<ねーよ!

カーレースというとこから行くと、
「お前たち」ってのは「走り屋仲間」とかじゃないかと思いましたわ。
| datura | EMAIL | URL | 2009/05/26 06:18 PM | 64ICc2cI |











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